講師紹介

  • 01 日本酒学の成り立ちと日本酒学センターについて

    鈴木 一史

    前 新潟大学日本酒学センター長 / 農学部 教授
    研究分野

    応用微生物学、分子微生物学、日本酒学

    日本酒製造過程に関わる微生物の研究を新潟県醸造試験場との共同で行っている。藤の花からの酵母の分離と育種を行い、その酵母による日本酒が製品化されている。メインテーマである細菌の遺伝子発現調節機構の研究を日本酒学でも展開したい。

  • 02 米作りで酒はどう変わる?

    宮本 託志

    新潟大学日本酒学センター / 特任助教
    研究分野

    植物栄養学、植物生理学、植物生化学、植物遺伝学、日本酒学

    環境調和型の栽培技術による良質の酒米作りを目指す。土壌中の養分条件がイネの生育、生理状態及び酒米の品質に与える影響を解析するとともに、少ない施肥量で高品質の酒米を生産する品種の育成に資する研究を行う。

  • 03 新潟清酒はいつから淡麗辛口になったのか

    金桶 光起

    前 新潟県醸造試験場 場長
    研究分野

    応用微生物学、醸造学、日本酒学

    岐阜県高山市生まれ。1994年岐阜大学大学院連合農学研究科を修了(農学博士)。翌年、新潟県醸造試験場に入庁し、2016年には場長に就任。同年10月に日本醸造協会技術賞を授賞。研究テーマは「化学成分を基礎とした清酒と料理のマリアージュ」「清酒副産物の利用」など。

  • 04 「日本酒」ってなに? - 製造方法の基礎 -

    平田 大

    新潟大学日本酒学センター 副センター長 / 農学部 教授
    研究分野

    酵母遺伝学・分子細胞生物学、醸造健康学、日本酒学

    健康長寿社会の実現を目指し、アルコール発酵に重要な酵母を用いて、以下の2つの研究を行います。(1)酵母をヒトのモデル生物として用いた健康長寿に関する研究、(2)酵母をアルコール発酵のツールとして用いた日本酒醸造に関する研究。

  • 05 日本酒醸造からみえる微生物の世界

    西田 郁久

    新潟大学日本酒学センター / 特任助教
    研究分野

    酵母遺伝学・代謝工学、応用微生物学、醸造健康学、日本酒学

    健康長寿社会の実現を目指し、アルコール発酵に重要な酵母を用いて、以下の2つの研究を行います。(1)酵母をヒトのモデル生物として用いた健康長寿に関する研究、(2)日本酒醸造産物から生み出される新規な機能性成分に関する研究。

  • 06 日本酒から世界酒へ!

    平島 健

    新潟県酒造組合 副会長 / 尾畑酒造株式会社 代表取締役社長
    研究分野

    日本酒学

    東京都出身明治大学卒業後、角川書店勤務を経て結婚を機に佐渡に渡り尾畑酒造へ入社。2008年に5代目蔵元・代表取締役社長に就任。近年は廃校を酒蔵として再生した学校蔵プロジェクトを立ち上げ、酒造りを通した地域活性化に取り組む。酒造組合では長年に渡り需要振興に携わり、「にいがた酒の陣」「新潟清酒達人検定」の立ち上げや多くの海外イベントを手がけている。

  • 07 糖尿病とアルコール摂取について

    山本 正彦

    新潟大学日本酒学センター / 特任助教
    研究分野

    内分泌代謝学、糖尿病学、疫学、日本酒学

    専門は内分泌代謝学、糖尿病学、疫学です。これらに関する大規模研究や生体内代謝物質の解析研究に携わって参りました。アルコール・日本酒に関する探究を通じて、日本酒学の発展に少しでも貢献できたらと考えております。よろしくお願い致します。

  • 08 日本酒や酒粕に含まれる成分とその応用

    佐藤 茉美

    新潟大学日本酒学センター / 特任助教
    研究分野

    生化学、分子生物学、日本酒学

    アミノ酸輸送体の生理機能について、がん細胞の転移や細胞死の観点から基礎研究を行ってきました。この経験を活かし、日本酒醸造副産物中から健康促進に役立つ生理活性物質を見つけ出し、それらの作用メカニズムを解明していくことで、飲むにとどまらない日本酒の魅力を発信していけたらと思います。

  • 09 室町・江戸の物語に学ぶ酒と米

    畑 有紀

    新潟大学日本酒学センター / 特任助教
    研究分野

    日本文化史、日本酒学

    酒を含む、食物の文化史を研究しています。室町時代から江戸時代の文芸に描かれた食物に対して、料理書、本草書、生産・流通の記録といった同時代の文献による注釈を施すことで、個々の食物の文化的意味に加え、飲食という営みが持つ意味を解明することを目指しています。

  • 10 日本酒と法

    渡辺 英雄

    新潟大学日本酒学センター / 経済科学部 助手
    研究分野

    地域社会と法、日本酒学

    日本酒には、その製造から販売に至る過程において、様々な法規制があります。「SAKE」が世界中で飲まれるようになった今、そうした法規制がグローバルな基準として妥当なのか、問い直す必要があります。伝統産業としての清酒製造業にとって、あるべき法とは何かを研究しています。

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